絵画教室(1)
5月24日、初めての絵画教室を行いました。
昨年度も2歳児以上クラスで色鉛筆やクレパス、絵の具を使ったりして絵画表現をする機会を取り入れていましたが、どうしても小さな画用紙の中での表現だったり、決められた形の中を塗るだけになってしまったり、と思い切り伸び伸びと・・・というところまでの表現をさせてあげられないなど、絵画表現分野での課題が残りました。
そこで、今年度は子どもたちの中に潜む表現能力(生命力)を最大限引き出してくださる中村美穂講師にご協力いただき、年三回絵画教室を開催することにしました。
第一回目の今回は、年少以上の3~5歳児が参加しました。初回なので、実際に経験したこと、楽しい思い出の追体験をしようと、前日行った『親子遠足』の絵を描きました。まだ、お父さんお母さんや友達と行った遠足の思い出や興奮が冷めないうちだったので、講師が「遠足、どうだった?」と質問すると、「シーソー、たのしかった!」「おおきいスベリダイ、やった」「おとうさんとおかあさんとおべんとうたべたよ」「おかしもらった!」と口々に話す子どもたち。また、遠足の思い出がアリアリとよみがえってきたようで意気揚々とした表情に変わりました。
講師の「自分の大好きなものを描いていいよ」「自由に描いていいんだよ」と言う言葉にも安心したのか、広げた紙の前に行くと、どの子もどんどん描き始めました。
年長、年長児は講師があらかじめ用意した下絵(遠足二週間前に園児と一緒にゆりのき公園へ行き、写真を撮って、できるだけ実物に近い形で描いた絵)を見ながら、「あっ、タイヤがない」「スベリダイもないよ」「かんばん、どこにあったっけ?」「おはなもあったね」とないものを描き足しながら、ゲーム感覚で楽しく描いていきました。
年少児は、何も描いていない薄緑の紙の上でいろいろな色の絵の具を混ぜ合わせながら、「これ、おべんとう」「とかげ」などと言いながら、描くというより塗りたくるといった感じで、3歳児なりの表現を楽しんでいました。このあと、手に絵の具をつけて紙の上でこすり始めたので、残念ながら年少さんの作品は丸まってしまいました・・・。
とにもかくにも、初めての絵画教室。終わった後は、「絵を描くって楽しい!」って実感できて、どの子も満足そうな顔をしていました。
次回は真夏の7月。またまたダイナミックな絵画表現が出来そうです!
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