子どもが育つ・育てる環境としてのまち

acowakei

2010年12月13日 01:01

子どもの遊びや育つ環境(まち)を考える、とても良い機会がありました。

12月11日、スタッフ3名で「浜松学院大学(HGU)地域共創センターシンポジウム」に参加しました。

基調講演は、IPA(子どもの遊ぶ権利のための国際協会)東アジア副代表の嶋村仁志さん。
『子どもの育ちと遊び』と題した講演では、最初に「遊び」について語った有名人の語録を紹介してくださいました。
その中で印象に残ったのは、「その人のことを知りたければ、一年間会話するよりも、一時間一緒に遊ぶことだ(ギリシャの哲学者 プラトン)」
「遊びは子どもの人生の質を高くするだけでなく、国の未来、そして創造的な産業界や経済を生み出すためにも必要だ(イギリスの政治家 クリス・スミス)」

それほど子ども時代の「遊び」は重要で、将来の国の経済を担うほどの威力を持つ「遊び」とはどんなものが良いのかを考えるきっかけとなりました。




第2部は、「子どもが育つ・育てる環境としてまちを考える」をテーマにパネルディスカッションが行われました。

行政、市民、専門家と様々な立場から「子どもが育つまち」についての現状や提案などをお聞きし、とても参考になりました。


和敬愛育園では、お天気の良い日は必ず戸外(公園)に出かけようと思います。
保育園のある高丘には、幸いなことに公園や遊歩道がとてもたくさん整備されていて、小さな子どもでも自然の中で遊べる環境が整っています。

子どもは本来、戸外で遊ぶことが大好きで、またおもちゃや遊具がなくても遊びを見つけて楽しめる本質を持っていると思います。
実際、私たちが子どもの頃は、ほとんどの子どもが暗くなるまで外で遊んでいたし、ゲームやおもちゃがなくても、みんなで伝承あそびをしたり、何かしら遊びを考えて、思う存分遊んだ記憶があります。

ですから、今の子どもたちにも、もっともっと戸外に出て、発散したり、工夫したり、いろいろな経験をさせてあげたいと思っています。その中で、自然と知恵がつき、社会のルールも学んでいけたらいいんじゃないかな、と思います。

自分の子どもの頃の遊びの記憶を思い出させてくださったこの研修のおかげで、遊びの原点を気づかせてもらいました。

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