お茶会を行いました
本日、和敬愛育園にて『新年お茶会』を行いました。
参加したのは、1歳から5歳までの定期保育園児と希望された保護者の方、そして職員です。
8名ずつで計3席行いました。
お茶のご指導は、葵西にお住まいの荻生宗廣(そうこう)先生〈裏千家〉にいらしていただきました。
和敬愛育園では、日頃から朝の集いやお話を聞く時は正座をします。2歳くらいになると、自然と大きいお兄さんお姉さんの真似をして、いつの間にかちょこんと座るようになります。3歳児以上は、食事の時も正座をしていただくので、2~30分の正座は平気になってきました。
現代の日本では「椅子文化社会」となり、家庭で正座をする機会が減ってきたように思います。椅子だと足を組んだり、投げ出したり、比較的どんな姿勢でも座っていられるのですが、正座となると自分の体をバランス良く保たないとしっかり座れません。腹筋や背筋も必要になります。自分の体を一定時間保つことは集中力もいりますし、忍耐力も身につくと思います。そのような観点から、子どもたちがきちんと正座が出来るように繰り返し伝えています。
お茶会では、先生から「お茶をいただく時は隣りの方に『お先に』点ててくださった方に『ありがとうございます』運んでくださった方にもキチンと礼をすることなど、相手を思いやる気持ちが大切ですよ」と教えていただきました。
また、自分で作った抹茶茶碗の出来栄えや上手な正座をたくさん褒めていただき、子どもたちも満足そうでした。
子どもは基本的に「動」の活動が多い中、こうした「静」の時間を堪能する機会を持てたことを嬉しく思います。美味しいお抹茶とお菓子をいただきながら、子どもたちの成長ぶりも間近で見ることが出来、充実した時間でした。
また来年、一回り大きくなった子どもたちと「お茶会」を楽しみたいと思います。
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