2010年07月31日
東海こども文化セミナー2010豊橋
毎年、絵本作家さんや画家さん、大学教授や保育情勢に詳しい先生の講演などがあり、普段子供たちに読み聞かせている絵本の完成までの裏話をお聞きしたり、子育て環境の今の社会の問題点や今後の取り組み方などを学べる貴重な機会をいただいています。
今年は、もうすぐ創刊50年を迎える『ぞうくんのさんぽ』の絵本作家なかのひろたか先生や、神奈川県茅ケ崎市の山と海に囲まれた自然の中で幼少期を満喫した昆虫絵本作家の得田之久先生、そして川崎医療福祉大学教授、精神科医佐々木正美先生の3名の先生のお話を聞きました。どの方も、子どもたちの健やかな成長を願って、真剣に絵本作りに取り組まれたり、保護者や保育士向けの様々な本を執筆されていて、“子どもたちは皆さんにこんなに愛されて本が作られているんだ”と感じ、心温まりました。
佐々木先生の講演内容のなかで「人生の中で生後6ヶ月~1歳半、遅くても2歳までに無条件で愛されている実感を身につけることが大事」「泣いている赤ちゃんの要求に何千回も答えることが、その子どもが将来、人間との関わりに喜びを感じるための健全な能力を得る助けになる」「人間は人間関係の中でしか幸福感を見出すことが出来ない」と強調されていました。
そして、“すべての非行・犯罪は、この時期の母子の愛着関係の欠如からくる”と、研究発表されている内容に納得しました。
2歳までのお子さんを持つお母さんにお知らせします。「せめて2歳までは、お子さんのために愛情を注いであげてください。その無条件の愛がその子の一生を決め、将来人間関係がスムーズにいく手だてとなります。どうぞ、よろしくお願い致します。」
そして、2歳以上のお子さんを持つお母さんへ。「今からでも遅くありません。気付いた年齢からお母さんの精一杯の愛情を表してあげてください。それが相互幸福への近道です」
Posted by acowakei at 23:35│Comments(0)
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